EROC Valorant blog

主にValorantについて書きます

XL2546レビュー

1.まず始めに

 初めまして、EROCといいます。私はCS:GOをプレイしていて以前はイギリスの

プロチームであるImpulse Gamingに所属していました。

 今回は、BenQ ZOWIE様の代表的な製品の1つであるゲーミングモニターXL2546の

レビューをしていきます。

 

 BenQ様は「Because it matters-大切なコト、価値あるモノを」の企業ビジョンの

下に、生活に楽しさとクオリティをお届けすべく、最新のテクノロジー

ライフスタイルを結びつける製品を生み出す企業です。

 ZOWIE様は、BenQが提供している様々な商品の内、esportsにフォーカスした

ブランドです。プレイヤーのパフォーマンスを高める事だけに注力し、

試合に出場するプロプレイヤーと、密に連携しながら、

最上級のプロ向けゲーミング製品を開発し続けています。

 

 また今回は、XL2546の特徴的な機能である、DyAc技術Black eQualizer機能

色の鮮明さ(Color Vivrance)を重点的に説明していきます。

そして、その説明に加えて、以前BenQ ZOWIE様のXL2410Tを使用していたので、

XL2410Tを使っていてXL2546を買おうか迷っている方に向けてパワーアップした

点をピックアップしていきます。

 

私のXL2546の設定は以下になります。

・画像モード・・・FPS1

・DyAc・・・プレミアム

・Black eQualizer・・・5

・色の鮮明さ(Color Vibrance)・・・10

ブルーライト軽減・・・0

・インスタントモード・・・オン・輝度・・・50

コントラスト・・・50

・シャープネス・・・7

・リフレッシュレート・・・240Hz

AMA・・・高

 

 

2.3つの特徴的な機能についての説明

 まず、DyAc技術についてです。

この機能は、武器の集中的な発射など、スクリーン上で激しくアクション

する動作を、より明瞭に表現できるものです。CS:GOは特に激しい動きはないですが、

クリアリングや振り向くときなど、マウスを大きく早く動かすときの描写が

DyAc技術により明瞭になっています。そういった場面は少なからずあるので、

この機能にはとても助けられています。

 

 次は、Black eQualizer機能についてです。

この機能は数値を上げるほど、ゲーム中の見えにくい暗所、過度に

明るい範囲の輪郭や明るさを明瞭にし、隠れている敵や障害物を

素早く見分けることができるようになります。

CS:GOはMAPや場所によって暗さが際立つところがあります。

mirageのAトンネルなど改善された部分はありますが)

そこでこのBlack eQualizer機能を設定することにより暗所はより明るく見えるように

なるため、敵をいち早く発見することが可能になります。

しかしながら、個人的にこの数値は上げすぎると逆に見え辛くなってしまうので

10に設定しました。

 

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   「http://www.benq.co.jp/product/gaminggears/xl2546/features/」より引用

  

 最後に、色の鮮明さ(Color Vibrance)についてです。

これは色の鮮やかさを調整することで、敵を見やすい状態にすることができます。

数値を調整することで、より立体的になり、敵が見やすくなったり、照準が

合わせやすくなったり、背景の色などくっきり、はっきり鮮明な

色彩表示をすることが可能です。

CS:GOはキャラの色とMAPの床や壁の色が似ていることがあります。

(dust2の壁とテロリスト陣営のキャラの色など)

そこでColor Vibranceの数値を上げることで、キャラと壁を境目がはっきりと

わかりやすくなります。

この数値は0~20まで設定することが出来ますが、私は数値が10のときが

一番見やすかったです。

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   「http://www.benq.co.jp/product/gaminggears/xl2546/features/」より引用

 

3.その他の機能についての説明

 その他の機能と銘打っていますが、XL2546はネイティブでリフレッシュレートが

240Hz出ます。リフレッシュレートとは単位時間当たりどれだけリフレッシュするか

という値である(Wikipediaより抜粋)。これだけ聞くとよくわからないと思います。

簡単に言うと、この数値が大きいほど一定時間の間にモニターの描写が書き換えられる

回数が多くなり、映像はより滑らかになります。身近なものだとパラパラ漫画などを

想像してもらえるとわかりやすくなるかと思います。

また以下に、代表的なリフレッシュレートの数値である60Hz・120Hz・240Hzが

左から右に動く人をどう描写するのかをイメージした図を用意したのでご覧ください。

 

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いかがでしょうか?

120Hzと240Hzはもちろん差がありますが、一般的なモニターのリフレッシュレート

である60HzとXL2546がネイティブで出せる240Hzとでは、

天と地ほどの差があります。

いくら才能があるプレイヤーだとしても、60Hzのモニターを使っていては、

240Hzのゲーミングモニターを使っているプレイヤーには物理的に勝てないです。

モニターのリフレッシュレートとはこれほどまでに重要なのです。

 

また細かい、その他の設定についてですが、

AMAは残像を少なくする機能で「プレミアム/高/オフ」の3つが

選択できます。私が高にしている理由は、海外のCS:GOのプロが高にしているのと、

高が一番残像が少なくなると聞いたからです。

プレミアムか高は個人の好みになると思います。

インスタントモードは表示の遅延を少なるする機能なのでオンにしています。

 

 

4.最後に

 先述した多くの機能はゲーム中に有利になると同時に、目に大きな負担が

かかることもあります。そういう時はXL2546に付属している

S.Switchというデバイスが活躍するでしょう。

S.Switchはモニターの設定を記憶させスイッチ1つでその設定を

呼び出せるという優れものです。

例えば、ゲーム用の設定、動画鑑賞用の設定、ネットサーフィン用の設定を

記憶させれば、スイッチ1つでその都度、モニターの設定が切り替わります。

また、モニターの組み立てもドライバーなどの器具を使わずに早く組み立てることが

出来るため、最近良く行われているC4LANなどのLANイベントに参加する際も

安心です。

そして、そういったイベントでは自宅環境の再現性が求められます。

その点も、先述したS.Switchはもちろん、モニターの高さを調節する首の部分に

目盛りがついているため、自宅でプレイするときと同じモニターの高さを

再現できます。

 ゲーム用ではないモニターを使っている人はもちろん、自分のようにXL2410Tなどの

120Hzモニターを使っていて、240Hzモニターに興味がある人は、XL2546を買えば

間違いないでしょう。