S1 Blackレビュー
1.始めに
初めまして、私はCS:GOをプレイしていて現在はUpdraftというチームに所属し
活動しています。
今回は、BenQ ZOWIE様に提供していただいた新製品、ZOWIE S Seriesの
レビューをしていきます。
BenQ様は「Because it matters-大切なコト、価値あるモノを」の企業ビジョンの
下に、生活に楽しさとクオリティをお届けすべく、最新のテクノロジーと
ライフスタイルを結びつける製品を生み出す企業です。
ZOWIE様は、BenQが提供している様々な商品の内、esportsにフォーカスした
ブランドです。プレイヤーのパフォーマンスを高める事だけに注力し、
試合に出場するプロプレイヤーと、密に連携しながら、
最上級のプロ向けゲーミング製品を開発し続けています。
2.ZOWIE S Seriesについての説明
ZOWIE S SeriesにはS1(中サイズ)とS2(小サイズ)の2モデルが用意されていて
特徴としてマウスの後端(お尻とよく言われるところ)の高さが低いので、
握ったときに手のひらとのスペースが出来、それにより垂直方向の動作を
スムーズに行うことが出来ます。
またZOWIE S SeriesにはPixart PMW3360というEC-Bシリーズと同じセンサーが
採用されており、解像度は400/800/1600/3200DPIと4段階変更になっていて、
レポートレートは125/500/1000Hzの3段階変更になっています。
ここまで書いた内容からわかるようにZOWIE S SeriesとZOWIE DIVINA S Seriesは
スペックには差がなく、サイズ等も据え置きとなっています。
ただ、唯一で大きな変更点と言えるのがZOWIE製品特有のブラックコーティングを
採用している点で、ZOWIE DIVINA S Seriesとは異なるグリップ感を
感じることが出来ます。
3.ZOWIE S Seriesを使ってみて
私が今回使ったのはS1(中サイズ)で使用期間は1週間ほどです。
私はこれまでにEC2-A、ZA12、FK2、S2を使用したことがあります。
今回は中でも長年愛用しているZA12を中心に比べていきます。
・サイズ感(握った感じ)
私はZA12を長期間使用していたので、ZA12が基準となりますが先述した通り
お尻の部分がZA12より低く、手のひらとの間にスペースが出来るので垂直方向は
もちろん左右にも動かしやすいと感じました。
また以前使っていたS2 DIVINAと違いブラックコーティングが施されているため
手汗などで滑りにくく、長時間同じ握り方でプレイすることが出来ました。
ZA12とS1の比較写真(2枚とも左がZA12、右がS1)
・クリック感、センサーについて
クリックに関しては、私がZA12を長年使用していてクリックが
軽くなっていることもありS1のクリックはやや重く感じました。
ただこれに関しては、使用していくにつれ違和感を感じることがなくなりました。
センサーはPixart PMW3360なのでZA12のPixart PMW3310よりも高性能のもの
になります。これは感覚の話になりますが、ZA12(Pixart PMW3310)より
S1(Pixart PMW3360)のほうがセンサーの反応が良くなっているように感じました。
・個人的に感動したところ
マウスの解像度やレポートレートを変更するときは裏面のボタンで分かりやすく
変更出来ることが個人的にかなり嬉しい機能でした。
(解像度変更に関してはZA12も裏面のボタンで変更出来た)
S1の裏面写真
上記の写真だと現在400DPI(赤色点灯)、1000Hzに設定されていて、
右側のボタンを押していくと800DPI(紫色点灯)、1600DPI(青色点灯)、
3200DPI(緑色点灯)と解像度が変更出来る。
左側のボタンを押していくと点灯する位置が変わり、レポートレートが変更出来ます。
4.最後に
この記事を見て、買いたいと思ってくれた方や元々買うつもりだった方向けに
今使っているZOWIEマウスから移行するときのおすすめのモデルを書いていきます。
これに関しては私の独断と偏見によるので、その点は注意してください。
S1に移行・・・EC2(EC1)、FK1(FK1+)、ZA12(ZA11)
S2に移行・・・FK2、ZA13
()内のマウスに関しては大サイズや特大サイズに分類されるものなので、
S1だと少し小さく感じるかもしれないです。
最後となりますが、ZOWIE S Seriesは左右対称で癖がなく
握りやすい形をしているので、マウス初心者の方にはもちろん、
マウス玄人の方にもお勧めできるものとなっています。